投稿

4月, 2019の投稿を表示しています

コミュニケーションの幅を広げよう

イメージ
みなさん、こんにちは TASUC豊橋の篠原です。 今日は日差しの暖かな日ですね。 発達が気になるお子さんの指導や支援を考えたときに、コミュニケーションはとても大切な視点です。 「たすくメソッド」でもコミュニケーションを重要視しています。例えば、 メソッド1 三種の神器・・・環境の視点として メソッド2 特性の理解と活用・・・お子さんの特性の理解の視点として メソッド3 J☆sKeps・・・学習を支える学びの視点として メソッド4 機能的な目標 ・・・学ぶ内容の視点として このどれにも「コミュニケーション」の内容が盛り込まれています。 文を組み立てる力をつけてあげたいです 先日のあるお子さんの療育シーンで、ご家族の方とコミュニケーションの話題が出ました。 このお子さんは、頭の中にイメージはあるけれども、それがうまく言葉にできないお子さん。(このような状況のお子さんは多いです。) 生活の中で、このお子さんが伝えてきていることをリストアップしてきてもらいました。一緒にリストの内容を確認しているときにご家族の方が「述語(動詞)は使えているように見えても、実は名詞にくっついて出てきているだけかもしれない、とボソッと。 一緒に確認してみるとやはりそう。 例えば、「トイレに行きたいです」は、「トイレに」と「行きたいです」をそれぞれ思い浮かべているのではなく、「トイレに行きたいです」の1フレーズ。それぞれを分けて考えることができるようになれば、「公園に行きたいです」「コンビニに行きたいです」「トイレどこですか?」などコミュニケーションの幅が広がります。 スタートは特定の場面で教え始めますが、常に般化を意識しながら教えていきます。一方で、言葉を引き出すためには、そもそも言葉を知っていることも大切です。語彙が必要になりますので、語彙を増やすための取り組みも同時進行で進めていきます。 コミュニケーションの豊かさは生活の豊かさにつながりますし、意思決定を支えるためにも大切です。これからもご家族と協働しながら、進めていきます! <ずっと一緒だよ TASUC豊橋> 問い合わせはこちら たすくグループ info@tasuc.com 0532-43-6535

選択の機会を作るためには 〜経験が必要

イメージ
みなさん、こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 花粉症の私にとっては、今の季節の雨は、ある意味恵みの雨です。 今回は、年中のあるお子さんの療育での様子をご紹介します。 動機づけには、外発的動機づけと、内発的動機づけの2種類あります。この動機づけを高めるために、課題ができたら何をしたいか、ご褒美の活動を選ぶようにしています。このご褒美の活動までの時間は、お子さんによって異なります。1つの課題が終わったらご褒美の活動というお子さんもいれば、30分に1回ご褒美の活動のお子さんもいます。 このお子さんは、課題の後のご褒美として、(初めて)コーラ味のグミを選択しました。食べてみたところ、美味しかったようで、食べたいと伝えて来ました。 お母さんに伺ったところ、「今まで食べたことがないグミで、おそらく食感がいいと感じたのでは」。 「食べてみたら美味しかった!」・・・経験がまた一つ増えた瞬間でした。 療育の時間の後半になり、同じグミのぶどう味を勧めてみるように、療育担当の先生に伝えました。ぶどう味を食べてみると、これも美味しいと感じたようです。「食べたい」と伝えてきました。 どちらも美味しい、食べたいと感じたのなら、選択をすることができます。この日はコーラ味とぶどう味の選択をしました。楽しめることがまた1つ増えたね、とお母さんとお話しをしました。 選択の機会を作ることはとても大切です。それは、報酬系に働きかけるために、重要だからです。 しかし、そもそも経験やイメージがなければ、選択することができません。 今回の食べてみたら美味しかった、のように、小さいことかもしれませんが、新しいチャレンジを繰り返していくことが大切ですね。 <ずっと一緒だよ たすく豊橋> 問い合わせはこちら たすくグループ info@tasuc.com 0532-43-6535

ボタンを押すとたすくWebサイトにジャンプします

たすく豊橋教室では、個別相談会や勉強会などを開催中です!

詳細はたすく豊橋教室の紹介ページをご覧ください。

【アクセス】
住所:〒441-8013 愛知県豊橋市花田一番町138 豊橋西駅前ビル2F