ルーティンを自分で

こんにちは
TASUC豊橋の篠原です。

今日は、先日のアセスメントでの1シーンをご紹介します。

この日アセスメントを受検したお子さんは、手続き記憶がとても得意なお子さんです。毎日の自分の身の回りのことなどを順番通りにきっちりとするお子さんです。教室に来ても、学習の前の支度を順番通りにこなしていきます。
このお子さんにも好きなお菓子があります。じゃがりこ(サラダ味)やラムネ、グミなど。お菓子もルーティンがあって、「本当は好きなのに、場面が変わると食べなくなるんです」とお母さんがお話をしてくださいました。

アセスメントの場面でも、学習の合間の休憩時間にお菓子を食べるシーンが。事前のスケジュール選択でお菓子を選んでいましたが、いざその場面になると、食べようとしません。でも、今回は「いらない」とは言わず、手に持っているだけ。これはきっと食べたいけれど、いつものパターンを崩せなくて困っている、と判断して、こちらも食べ始めるのを待つことにしました。じっとお菓子を見たり、唇につけたり。こちらも無理に口に入れたり、「食べなさい」とは言わず、「食べたいね」とこのお子さんの気持ちを代弁しながら、待ちました。
待つこと、15分、自分で口に入れて食べました!
すかさずみんなで「おいしいね〜」
そのあとは、おかわりの要求もスムーズで、美味しそうに食べていました。
よく頑張ったなぁ。
この日以降、普段の療育でも休憩時間にお菓子を選んで食べるようになりました。


・・・ルーティンが得意ってことは、生活を送っていく中ではとても大切な力になります。着替え、歯磨き、お風呂など生活の中の活動はルーティンで行うことがとても多いからです。決まっている流れは、見通しもつき、安心できます。いろいろな指導のスタートもルーティンを活用します。
一方で、ルーティンが変更になることもあります。通学の通り道が工事で変わる、家族の都合でいつもの生活の流れが変わる、そのようなことは生活の中でよくあることです。
ルーティンを活用していける力、ルーティンが変わっても対応できる力、どちらも大切なことだと改めて学んだ日でした。


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