自ら移動する力をつけるために
みなさん
こんにちは
たすく豊橋の篠原大一です。
今年の夏も本当に暑いですね・・・。昨年度のこともありますので、熱中症対策はバッチリですが、暑いものは暑い!気をつけていきましょう。
7月末より2週間、サマースクールを実施しました。
サマースクールのテーマの一つが「移動スキル」。
地域柄、車での移動が多いので、公共交通機関を使って移動することをテーマの一つとして設定しています。今回は、豊橋鉄道市内線(路面電車)、JR、豊橋鉄道渥美線の3種類の手段を使って移動しました。子どもたちは、暑い中でも楽しんで参加してくれました。経験を積み重ねることで、切符の購入や乗車マナーなど少しずつ変化していきました。
例えば、子どもたちが将来、自分で仕事に行く、自分で行きたい場所に行く、自分で旅行に行く、ことを考えたとき、どのような知識やスキル、経験が必要になるでしょうか。
たすくでは、「自ら」「主体性」をキーワードに療育を進めていますが、この「移動」についても、「自ら」「主体性」が大切になります。
自宅から、自ら移動するということを考えると
・徒歩で移動する
・自転車を使って移動する
・路線バスを使って移動する
・路面電車を使って移動する(豊橋らしい)
・電車を使って移動する
が手段だと思います。
ここにあえて、お迎えに来てもらって移動する、を入れていないのには理由があります。
それはやはり、「自ら」「主体性」にこだわりたいからです。
いつかは、そのようなサービスを利用するかもしれません。それは、私自身も同じだと思います。でも、自ら移動するチャンスがあるのだとしたら、チャレンジさせてあげたい。
もちろんチャレンジには、リスクが伴います。
・途中で気になるものがあると、立ち止まってしまうかもしれない・・・
・交通事故にあうかもしれない・・・
・電車に乗り遅れるかもしれない・・・
・電車の事故が原因で、移動の途中で電車が立ち往生してどうしていいか困るかもしれない・・・
・知らない人に声をかけられて戸惑うかもしれない・・・
想像するだけでも、幾つもリスクがあがってきます。
できる対策としては、例えば、このリスクを1つでも予測し、備えることです。
そのためには、コミュニケーションツールを整えたり、スケジュールを準備したりすることが必要かもしれません。ルートを一緒に何度も確認してシミュレーションしておく必要があるかもしれません。課題分析をして、どこをポイントにするか見定めておく必要があるかもしれません。
事前に準備しておくことで、実際にその状況になった時に、子どもたちが「自ら」その状況を解決しようと行動することができるかもしれません。解決しようとすること自体が「主体性」ですし、チャレンジの大切な機会です。
当たり前のように用意されている様々なサービス。もちろん便利になれば、生活しやすくなりますし、負担も軽減するでしょう。そのようなサービスがあることで、経験できることが増えることもあるでしょう。一方で、便利になればなるほど、もしかしたら本来経験できるはずのことが、できなくなっているのだとしたら・・・。その最たるものが「移動」なのかもしれません。
やはり、私は、自ら移動するチャンスがあるのだとしたら、チャレンジさせてあげたい!そう思います。
<ずっと一緒だよ たすく豊橋>
こんにちは
たすく豊橋の篠原大一です。
今年の夏も本当に暑いですね・・・。昨年度のこともありますので、熱中症対策はバッチリですが、暑いものは暑い!気をつけていきましょう。
7月末より2週間、サマースクールを実施しました。
サマースクールのテーマの一つが「移動スキル」。
地域柄、車での移動が多いので、公共交通機関を使って移動することをテーマの一つとして設定しています。今回は、豊橋鉄道市内線(路面電車)、JR、豊橋鉄道渥美線の3種類の手段を使って移動しました。子どもたちは、暑い中でも楽しんで参加してくれました。経験を積み重ねることで、切符の購入や乗車マナーなど少しずつ変化していきました。
例えば、子どもたちが将来、自分で仕事に行く、自分で行きたい場所に行く、自分で旅行に行く、ことを考えたとき、どのような知識やスキル、経験が必要になるでしょうか。
たすくでは、「自ら」「主体性」をキーワードに療育を進めていますが、この「移動」についても、「自ら」「主体性」が大切になります。
自宅から、自ら移動するということを考えると
・徒歩で移動する
・自転車を使って移動する
・路線バスを使って移動する
・路面電車を使って移動する(豊橋らしい)
・電車を使って移動する
が手段だと思います。
ここにあえて、お迎えに来てもらって移動する、を入れていないのには理由があります。
それはやはり、「自ら」「主体性」にこだわりたいからです。
いつかは、そのようなサービスを利用するかもしれません。それは、私自身も同じだと思います。でも、自ら移動するチャンスがあるのだとしたら、チャレンジさせてあげたい。
もちろんチャレンジには、リスクが伴います。
・途中で気になるものがあると、立ち止まってしまうかもしれない・・・
・交通事故にあうかもしれない・・・
・電車に乗り遅れるかもしれない・・・
・電車の事故が原因で、移動の途中で電車が立ち往生してどうしていいか困るかもしれない・・・
・知らない人に声をかけられて戸惑うかもしれない・・・
想像するだけでも、幾つもリスクがあがってきます。
自分の乗りたい電車がどの番線から出るか、「自ら」情報を探せることも大切です。 決まった番線から乗ることも1つの方法ですが、一番効率よく移動できるのはどれか、考えることも大切です。 |
自分の乗りたいバスが発車する場所を「自ら」探します。 |
できる対策としては、例えば、このリスクを1つでも予測し、備えることです。
そのためには、コミュニケーションツールを整えたり、スケジュールを準備したりすることが必要かもしれません。ルートを一緒に何度も確認してシミュレーションしておく必要があるかもしれません。課題分析をして、どこをポイントにするか見定めておく必要があるかもしれません。
事前に準備しておくことで、実際にその状況になった時に、子どもたちが「自ら」その状況を解決しようと行動することができるかもしれません。解決しようとすること自体が「主体性」ですし、チャレンジの大切な機会です。
当たり前のように用意されている様々なサービス。もちろん便利になれば、生活しやすくなりますし、負担も軽減するでしょう。そのようなサービスがあることで、経験できることが増えることもあるでしょう。一方で、便利になればなるほど、もしかしたら本来経験できるはずのことが、できなくなっているのだとしたら・・・。その最たるものが「移動」なのかもしれません。
やはり、私は、自ら移動するチャンスがあるのだとしたら、チャレンジさせてあげたい!そう思います。
<ずっと一緒だよ たすく豊橋>