課題の中でねらうポイントを変える 〜パズルの取組
こんにちは。 TASUC豊橋の篠原です。 今日はすっきりと晴れ、夏空の暑い1日でした。 今日は、あるお子さんのパズルの取組をご紹介します。 4片パズル、8片パズルにずっと取り組んできたあるお子さん。 1ヶ月ほど前に、指さしが見れるようになってきました。このときに、ねらっていたJ☆sKepは「注視物の選択」。 いろいろなことを見て、聞いて、判断する力をつけていくためには、こちらが見て欲しいところを見てもらう必要があります。 お母さんと協力しながら、前から指示棒でパズルのピースさして、それを後ろから手を添えて取る、これを何ヶ月もずっと繰り返し教えてきました。 指示棒がさす先を見ることができるようになってきたので、指示棒から指に変更。これも見えるようになってきました。 見えるようになってきたので、ねらうJ☆sKepを「注視物の選択」から「指示理解」に変更。相手の伝えていることを理解して行動することを求めます。お母さんとねらうJ☆sKepを確認して、いざ課題に! ねらうJ☆sKepが変わったので、教えるときの手続きも少し変わります。正しいピースをさしたまま待ちます。 違ったピースをはめようとしたら、即座に戻します。自分が目についたピースを取るのではなく、これを取ってくださいという相手の意図を汲み取ってピースを取ることになります。こちらも間やタイミングを大切にしながら、一緒にパズルに取り組みます。 手続きが少し変わっただけに見えますが、お子さんにとっては大きな変化。「どういうことなんだ〜!」という心の声が聞こえます。 ギリギリのところでプロンプトを出し、心の中で「がんばれ〜!」と思いながら待つ。 終わったあとは、みんなで「ふ〜、できた〜」 でも、お互いに充実感のあるセッションになりました。 これからも、お母さんたちと協力しながら、こつこつと取り組んでいきます。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>