投稿

2019の投稿を表示しています

自分から伝えたい気持ちを高めるために

イメージ
みなさん こんにちは、たすく豊橋の篠原です。 まだまだ残暑の厳しさが残る季節です。熱中症対策を引き続き、していきましょう。 自分から伝えたいという気持ち(コミュニケーションマインドとも言います)を高めるためには、どうしていけばいいでしょうか。 見る視点がいくつかあるのですが、まずはお子さんの「理解」からスタート! ・何が好きかな?何をしたいかな? ・伝えたいことは何かな? ・伝えた経験をどれくらいしているかな? ・どんな方法で伝えようとするかな? ・誰だったら伝えやすい? ・伝えることに関する体の機能(舌や唇の動き、ジェスチャーなら手の動かし方など)はどうかな? ・伝えたい相手のところに伝えに行けるかな? ・伝えたいことを整理して伝えられるかな? 例えば、これらのようなことをチェックします。 たすく豊橋教室に通うお子さんもコミュニケーション指導、コミュニケーション支援を大切にしています。 お子さんによって、伝えたいこと、伝える方法は様々。 お子さんにとってどのような取り組みをするのか、アセスメントを通して評価し、お父さん、お母さんたちと作戦を立て、取り組んでいます。 コミュニケーション指導、支援をしていて、難しいことは「継続性」。コツコツと続けていくこと、お子さんに合わせてスモールステップで進めることが、当たり前のことなのですが大切なことです。中には、1年、2年とじっくりと取り組む中で力をつけていくかお子さんもいます。 これは、あるお子さんがアセスメントの時に、書いてくれたものです。 頭の中に伝えたいことのイメージはあるのだけれど、なかなか言葉にすることが難しいお子さん。 勉強のスケジュールを立てるための指示書が欲しいのだけれども、それがうまく伝えられません。 「伝えたいことを書いてみたら?」と伝えると、う〜ん、と考えて、写真のように書いてくれました。 指示書を渡すと、嬉しそうに指示書を見ながらスケジュールを組み立てていました。 絵カードを使って、自分の伝えたいことを伝えるお子さんもいます。 このお子さんの特性として、 ①動作を伴うと考えやすい、理解しやすい ②イメージすることが得意 ということがあります。 お話しブックは、彼のそんな得意なところを生かせるツールで

自ら移動する力をつけるために

イメージ
みなさん こんにちは たすく豊橋の篠原大一です。 今年の夏も本当に暑いですね・・・。昨年度のこともありますので、熱中症対策はバッチリですが、暑いものは暑い!気をつけていきましょう。 7月末より2週間、サマースクールを実施しました。 サマースクールのテーマの一つが「移動スキル」。 地域柄、車での移動が多いので、公共交通機関を使って移動することをテーマの一つとして設定しています。今回は、豊橋鉄道市内線(路面電車)、JR、豊橋鉄道渥美線の3種類の手段を使って移動しました。子どもたちは、暑い中でも楽しんで参加してくれました。経験を積み重ねることで、切符の購入や乗車マナーなど少しずつ変化していきました。 例えば、子どもたちが将来、自分で仕事に行く、自分で行きたい場所に行く、自分で旅行に行く、ことを考えたとき、どのような知識やスキル、経験が必要になるでしょうか。 たすくでは、「自ら」「主体性」をキーワードに療育を進めていますが、この「移動」についても、「自ら」「主体性」が大切になります。 自宅から、自ら移動するということを考えると ・徒歩で移動する ・自転車を使って移動する ・路線バスを使って移動する ・路面電車を使って移動する(豊橋らしい) ・電車を使って移動する が手段だと思います。 ここにあえて、お迎えに来てもらって移動する、を入れていないのには理由があります。 それはやはり、「自ら」「主体性」にこだわりたいからです。 いつかは、そのようなサービスを利用するかもしれません。それは、私自身も同じだと思います。でも、自ら移動するチャンスがあるのだとしたら、チャレンジさせてあげたい。 もちろんチャレンジには、リスクが伴います。 ・途中で気になるものがあると、立ち止まってしまうかもしれない・・・ ・交通事故にあうかもしれない・・・ ・電車に乗り遅れるかもしれない・・・ ・電車の事故が原因で、移動の途中で電車が立ち往生してどうしていいか困るかもしれない・・・ ・知らない人に声をかけられて戸惑うかもしれない・・・ 想像するだけでも、幾つもリスクがあがってきます。 自分の乗りたい電車がどの番線から出るか、「自ら」情報を探せることも大切です。 決まった番線から乗ることも1つの方法ですが、一番効率

7.26を忘れない

みなさん こんばんは。 たすく豊橋の篠原大一です。 今年もこの日が来てしまいました。 7月26日・・・ 忘れもしない3年前のあの日です。 二度とあんなことがあってはいけません。 そのためにも、とにかく毎日コツコツと続けるのみです。 本当の意味で 子どもたちの自立を目指すとは? 意思決定とは? 地域で豊かに暮らすとは? 地域で共に暮らすとは? 決して甘いことではないのだと思います。 だからこそ、この大きなテーマを常に自分の大きな課題として考え、実践していくことが必要だと思います。そのためには、例えば、多くの人とつながることが必要です。わかってくれる人を増やすことが大切です。 決して簡単なことではないのだと思います。 だからこそ、悩みます。足踏みをする時もあります。思うようにいかない耐える時もあります。誰かの力を借りたいのに、借りることができない時もあるかもしれません。 でも糸賀先生の言葉にあるように「この子らを世の光に」を目指して、コツコツとやります。 「無知は罪」と言います。でも、「知らない」ことは恐怖です。その恐怖こそが、間接的差別の1つなのだと思います。この差別がなくなることが、障がいの有無にかかわらず、この世に生を受け、地域で暮らし、共に笑い、共に泣くことができる関係を築き、一緒に地域で暮らしていくことにつながると思います。 子どもの自立を信じ、一歩を踏み出し、正しいことをコツコツと続けていったその先には、あの津久井やまゆり園のようなことは待っていないのだと、私は信じています。 本当に必要なことは何か、子どもたちやお母さん、お父さんたちと日々向き合い、考え、実践していきます。 7.26・・・忘れてはいけないことを思い出す大切な日です。 <ずっと一緒だよ たすく豊橋>

みんなで繋がろう 〜第1回凸凹研究会を開催しました

イメージ
みなさん、こんばんは たすく豊橋の篠原です。 6月14日(金)に、第1回凸凹研究会を開催しました。 この研究会は、たすくのノウハウについてお伝えしている「J☆sKeps研究会」とは異なり、この地域で頑張っている支援者の皆さんが集まって、ネットワークを作ることを目的としています。 思い返せば、前職の時にも、ネットワークづくりを目的に勉強会を定期的に開催していました。その頃のことを思い出します。 今回、参加していただいたのは、教員(特別支援学校、中学校など)、保育士、作業療法士、相談支援専門員、デイサービス職員など多岐に渡りました。 さて、今回のテーマは、「チャレンジドにとっての学力とは?」 参加した皆さんでアイスブレイクをした後に、2つのテーマでブレスト! ・テーマ1 お子さんのアセスメント、どんなところを見る? ・テーマ2 お子さんにとって必要な学力、学ぶ力、学んで欲しいことは? 初対面なのに、たくさんの意見やアイデアが各グループで出ていました。 みんなが繋がって、知恵を出し合っていけば、きっとこの地域は、チャレンジしているお子さんやご家族にとって、もっとチャレンジができる場になると感じた夜でした! 次回もどうぞよろしくお願いします! 次回について ○日時   2019 年 8 月 23 日(金) 19:00 ~ 21:00 ○会場   TASUC 豊橋教室 (豊橋市花田一番町 138  豊橋西駅前ビル2・3階)豊橋駅西口より徒歩3分 ○テーマ   「書字の指導法や教材についてのノウハウをみんなで共有しよう!」 ○会費(資料代、会場費として)  ・基本 1,000 円  ・お知り合いの方と一緒のご参加で 500 円    (申し込み時にお申し出ください) ○持ち物  書字の指導に活用しているものや筆記用具などお持ちでしたら、ぜひお持ちください!  ・お子さんが使っている筆記用具(鉛筆、クレヨンなど)  ・補助具(持ち方の補助具など)  ・実際に使用しているプリントやドリル教材など ○申し込み  ・ 問い合わせ・申し込み  0532-43-6535  もしくは   toyohashi@tasuc.com  ・期限  8 月 9 日(金)まで

じっくりとご家族とお話をする 〜個別の教育相談

みなさん、こんばんは たすく豊橋の篠原です。 たすく豊橋では、個別の教育相談を実施しています。 今日も、いくつかのご家族の方に教室にお越しいただきました。 複数の方を対象に、たすくの療育や豊橋教室のことについてご説明させていただくこともありますが、一家族ずつお会いして、じっくりとお話を伺うことが大切だと考えています。 じっくりとお話を伺うことで、お子さんの頑張っているところや困っているところもわかりますし、お父さんやお母さんの頑張っているところや困っているところもわかります。 それぞれのご家族で内容は異なります。 「まずはお子さんの理解から」これが大切だと思います。「理解」がなければ、当然ですが、どんなことをお子さんが頑張るのか、どんな周りのサポートが必要なのか、どんな環境の配慮が必要なのか、といったことはわかりません。 言ってみれば、シンプルなことなのだと思いますが、とても大切なことです。 少しでも子育てのヒントになるようなことがお伝えできたら、お力になることができたらと考えています。 6月30日、7月21日と個別の教育相談を実施します。 まだ、若干の空きがありますので、ぜひ、お申し込みください。 空き状況(6月28日現在) 6月30日(日) 9:30 × 11:00 × 13:00 × 14:30 × 16:00 × 7月21日(日) 13:30 × 15:00 ○ 16:30 ○ <ずっと一緒だよ たすく豊橋>

今年度は名古屋で研修会を開催します! 〜名古屋J☆sKeps研究会

イメージ
みなさん こんばんは。たすく豊橋の篠原です。 今日は爽やかな晴天になりました。 名古屋方面の皆さん、お待たせしました! 今年度はいよいよ名古屋にて、全4回のシリーズで研修会を開催します! 2年ぶりくらいでしょうか。 たすくの最新の療育を盛り込みながら、発達障がいのあるお子さんの理解や支援に関する情報をお伝えします。皆さんで学びましょう! 第1回のテーマは、「学習を支える学び< J ☆ sKeps TM >に基づく療育・教育・支援 ~子どもたちの将来予測と、三種の神器・構造化のワークショップ~」です。たすくの最新の情報と J ☆ sKeps TM の具体的な解説をはじめ、教材教具の使い方や指導技術をワークショップ形式でお伝えしていきます。 ☆日時: 令和元年 7月28日 (日) 10:00 ~ 16:00(開場 9:50)      終了後に懇親会を実施します。 ☆会場: 名駅モリシタ名古屋駅前中央店 第5会議室 (名古屋市中村区名駅3-13-31) ☆定員:35名 ☆受講料:18,000円(割引あり) ☆講師: 篠原 大一 <TASUC豊橋教室長、教室事業部ディレクター> 連続受講、グループでの申し込みは割引となります。ぜひ、お仲間と一緒にご参加ください! <ずっと一緒だよ たすく豊橋>

お子さんの「理解」のために 〜早期からの取り組みが大切

イメージ
皆さん、こんばんは たすく豊橋の篠原です。 今日は久しぶりの雨ですね。 教育相談や幼稚園のコンサルテーションなど、就学前のお子さんと関わる機会が最近よくあります。 早期からの取り組みが大切、と良く言われますが、お子さんやご家族とかかわっていて、本当にそう思います。 就学前のお子さんたちを見ていると、いろいろなことで困っています。 例えば、 ・どこを見ていいかわからない、どの話を聞けばいいかわからないなど、情報がうまくとれない ・身体が動いてしまうので、じっとしていることが難しい ・1つのことに集中するあまり、他の情報に注意を向けることが難しい ・人とやりとりしながら遊ぶことが難しい ・何をするかわからなくて、なかなか活動に参加できないために、経験ができなかったり、少なくなってしまったりする このようなことが要因で、学ぶ機会が少なくなったり、経験できなかったりします。 先日相談にお越しになったお子さんについても、本人は今は困っていないだろうが、いずれ学べない、経験できない要因となるかもしれない特徴がありました。 このお子さんは、1つのことに注意が向きやすく、そのことが要因で、注意が散漫になりやすいお子さんでした。この特徴のことをお伝えし、ご家族のお話を伺うと、ご家庭での様子や園での生活にこの特徴が背景要因となる行動が見られました。 お父さん、お母さんが困っている、疑問に感じている、不安に思っている、そのようなことを解決するヒントをお伝えできたらと思っています。 パズルの教材も、お子さんのねらいに応じて使います。 お子さんの様子を見て、困っている方、疑問を感じている方、不安に思っている方、お気軽にお問い合わせください。まずはお子さんの「理解」から。お子さんの自立のためにも、この姿勢を忘れずに、これからもお子さんやご家族の方と向き合っていきます。 <ずっと一緒だよ たすく豊橋>

お子さんの育ちが気になるかたへ 〜6、7月の個別相談会のお知らせ

イメージ
みなさん おはようございます。 TASUC豊橋の篠原です。 一気に夏らしくなってきましたね。教室では熱中症対策として、タブレットを置き始めました。水分補給など気をつけていきましょう。 さて、 お子さんの育ちが気になる お子さんの行動の理由がわからない どう対応していいかわからない など、子育てをしていて、気にかかること、困ること、不安なことが、いろいろあるかと思います。 そのような、お父さんやお母さん、お子さんのご相談にのらせていただく個別相談会を6月、7月も開催します。お一家族ずつお会いして、じっくりとお話をうかがわせていただきます。ぜひ、お子様と一緒にお越しください。 以下の日程で行いますので、お気軽にお申し込みください。 少しでも、子育てのお役に立てたらと思います。 日程・時間  6月9日(日)  11:00、13:00、14:30 6月30日(日)  11:00、13:00、14:30、16:00 7月21日(日) 13:30、15:00、16:30 すでに予約が入っている可能性もありますので、お気軽にお問い合わせください。 会場 TASUC豊橋教室(豊橋市花田一番町138 豊橋西駅前ビル2階) 費用 初回無料(2回目以降の体験プログラムもございます。) お申し込み 電話:0532-43-6535、メール:toyohashi@tasuc.com

いよいよ始まります! 〜6月1日 第1回J☆sKeps™研究会

イメージ
みなさん、こんばんは たすく豊橋の篠原です。 緑も爽やかな季節ですね。 たすくの療育では、「お子さんのことを知ることが先」を合言葉に、じっくりと時間を懸けて アセスメントをします。 また、お子さんの今と未来の充実のためには、たすくでの療育以外にも、 学校や放課後等デイサービス、学童保育などの機関と連携することが大切です。 そして、各機関との連携を促進するために、代表の齊藤が中心となってまとめた「 J ☆ sKeps™ アプローチ(ジェイスケップ)」や、「機能的な目標6領域」などのメソッドを共有する必要があると考えています。そこで、今 年度も J ☆ sKeps™ 研究会を、 全6回で構成しました。 今年度も全6回で開催します! 初回となる今回のテーマは、「学習を支える学び・その2 ~ J ☆ sKeps™ アセスメントに 基づく機能的な目標の選択」です。お子さんの J ☆ sKeps™ (学習を支える学び)の力を伸ばすため には、どのような 学習内容を選択することが望ましいでしょうか。今回は、 J ☆ sKeps™ (学習を支える学び)と機能的な目標について、背景となる考え方や理論、具体的な解説、指導技術等について、ワークショップ形式で分かりやすくお伝えしていきます。 お子さんたちの豊かな人生のために、みなさんで学びましょう。多くの方のご参加をお待ちしています! 1 テーマ:「学習を支える学び・その2           ~ J ☆ sKeps™ アセスメント に 基づく機能的な目標の選択」 2 日 時:平成31年6月1日(土)14時15分~16時30分(開場14:00) 3 会  場:豊橋商工会議所401会議室(豊橋市花田町字石塚42-1) 4 定 員:50名(定員になり次第、締め切らせていただきます。) 5 受講料:12,000円(割引制度あり。詳細は案内をご覧ください。) 6 講 師:篠原大一(TASUC豊橋教室教室長、たすく教室事業化ディレクター) 7 申し込み期限:平成31年5月25日(土) <ずっと一緒だよ たすく豊橋>

お子さんの育ちが気になる方へ 〜個別相談会のお知らせ

イメージ
みなさん こんにちは。 TASUC豊橋の篠原です。 平成から令和に変わりましたね。 私にとっては2回目の元号の変化。昭和から平成に変わったときのドキドキ感を思い出します。令和の時代も、充実した毎日にしたいですね! さて、 お子さんの育ちが気になる お子さんの行動の理由がわからない どう対応していいかわからない など、子育てをしていて、気にかかること、困ることが色々あるかと思います。 そのような、お父さんやお母さん、お子さんのご相談にのらせていただく個別相談会を開催します。お一家族ずつ、じっくりとお話をうかがわせていただきます。 以下の日程で行いますので、お気軽にお申し込みください。 少しでも、子育てのお役に立てたらと思います。 日程 5月19日(日)、6月9日(日) 時間 9:30、11:00、13:00、14:30、16:00 会場 TASUC豊橋教室(豊橋市花田一番町138 豊橋西駅前ビル2階) 費用 初回無料 お申し込み 電話:0532-43-6535、メール:toyohashi@tasuc.com

コミュニケーションの幅を広げよう

イメージ
みなさん、こんにちは TASUC豊橋の篠原です。 今日は日差しの暖かな日ですね。 発達が気になるお子さんの指導や支援を考えたときに、コミュニケーションはとても大切な視点です。 「たすくメソッド」でもコミュニケーションを重要視しています。例えば、 メソッド1 三種の神器・・・環境の視点として メソッド2 特性の理解と活用・・・お子さんの特性の理解の視点として メソッド3 J☆sKeps・・・学習を支える学びの視点として メソッド4 機能的な目標 ・・・学ぶ内容の視点として このどれにも「コミュニケーション」の内容が盛り込まれています。 文を組み立てる力をつけてあげたいです 先日のあるお子さんの療育シーンで、ご家族の方とコミュニケーションの話題が出ました。 このお子さんは、頭の中にイメージはあるけれども、それがうまく言葉にできないお子さん。(このような状況のお子さんは多いです。) 生活の中で、このお子さんが伝えてきていることをリストアップしてきてもらいました。一緒にリストの内容を確認しているときにご家族の方が「述語(動詞)は使えているように見えても、実は名詞にくっついて出てきているだけかもしれない、とボソッと。 一緒に確認してみるとやはりそう。 例えば、「トイレに行きたいです」は、「トイレに」と「行きたいです」をそれぞれ思い浮かべているのではなく、「トイレに行きたいです」の1フレーズ。それぞれを分けて考えることができるようになれば、「公園に行きたいです」「コンビニに行きたいです」「トイレどこですか?」などコミュニケーションの幅が広がります。 スタートは特定の場面で教え始めますが、常に般化を意識しながら教えていきます。一方で、言葉を引き出すためには、そもそも言葉を知っていることも大切です。語彙が必要になりますので、語彙を増やすための取り組みも同時進行で進めていきます。 コミュニケーションの豊かさは生活の豊かさにつながりますし、意思決定を支えるためにも大切です。これからもご家族と協働しながら、進めていきます! <ずっと一緒だよ TASUC豊橋> 問い合わせはこちら たすくグループ info@tasuc.com 0532-43-6535

選択の機会を作るためには 〜経験が必要

イメージ
みなさん、こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 花粉症の私にとっては、今の季節の雨は、ある意味恵みの雨です。 今回は、年中のあるお子さんの療育での様子をご紹介します。 動機づけには、外発的動機づけと、内発的動機づけの2種類あります。この動機づけを高めるために、課題ができたら何をしたいか、ご褒美の活動を選ぶようにしています。このご褒美の活動までの時間は、お子さんによって異なります。1つの課題が終わったらご褒美の活動というお子さんもいれば、30分に1回ご褒美の活動のお子さんもいます。 このお子さんは、課題の後のご褒美として、(初めて)コーラ味のグミを選択しました。食べてみたところ、美味しかったようで、食べたいと伝えて来ました。 お母さんに伺ったところ、「今まで食べたことがないグミで、おそらく食感がいいと感じたのでは」。 「食べてみたら美味しかった!」・・・経験がまた一つ増えた瞬間でした。 療育の時間の後半になり、同じグミのぶどう味を勧めてみるように、療育担当の先生に伝えました。ぶどう味を食べてみると、これも美味しいと感じたようです。「食べたい」と伝えてきました。 どちらも美味しい、食べたいと感じたのなら、選択をすることができます。この日はコーラ味とぶどう味の選択をしました。楽しめることがまた1つ増えたね、とお母さんとお話しをしました。 選択の機会を作ることはとても大切です。それは、報酬系に働きかけるために、重要だからです。 しかし、そもそも経験やイメージがなければ、選択することができません。 今回の食べてみたら美味しかった、のように、小さいことかもしれませんが、新しいチャレンジを繰り返していくことが大切ですね。 <ずっと一緒だよ たすく豊橋> 問い合わせはこちら たすくグループ info@tasuc.com 0532-43-6535

移動スキルを身につけよう 〜スプリングスクール

イメージ
みなさん。こんばんは。 TASUC豊橋の篠原です。 花粉症の私にとっては、非常に辛い季節です。スギ、ヒノキとダメですので、5月上旬まで、マスクをしっ放しです。 先週、豊橋教室では、スプリングスクール を開催しました。 スプリングスクールにはいくつかのテーマがあります。 例えば、三種の神器(コミュニケーション、スケジュール、タスクオーガナイゼーション)の般化。普段とは異なる場面でも活用ができることは、大切なことです。外出時ももちろん、携帯します。 次に、大きなテーマの1つが「移動」です。 将来の自立を考えたときに、「移動」は大切なスキルとなります。 「歩く」、「自転車を使う」、「バスを利用する」、「電車を利用する」など、いろいろな方法がありますが、そもそもの経験が必要となります。地域柄、自家用車やスクールバスでの移動の機会が多いので、経験の拡大は重要です。将来は、自宅から最寄りの公共交通機関までの移動は、必須のスキルになると考えています。自分で移動できることは、そのままQOLにつながりますよね。 2日間とも、公共交通機関(名鉄、JR)を使っての移動をしました。お子さんごとに機能的な目標の段階に合わせて目標設定をし、チャレンジしてきました! 1つずつ経験を積み重ねていくことで、将来の自立につなげていきます。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋> 問い合わせはこちら たすくグループ info@tasuc.com 0532-43-6535

ボタンを押すとたすくWebサイトにジャンプします

たすく豊橋教室では、個別相談会や勉強会などを開催中です!

詳細はたすく豊橋教室の紹介ページをご覧ください。

【アクセス】
住所:〒441-8013 愛知県豊橋市花田一番町138 豊橋西駅前ビル2F