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お子さんの好きなもの、嫌いなものは?

こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 澄んだ空に、夕日の綺麗な今日です。 今日は「好子・嫌子」をテーマに書いてみようと思います。 コミュニケーション指導をする際におさえておかないといけないことが「好子」です。 食べ物、飲み物、グッズやアイテム、活動、感覚刺激など、お子さんの好子を把握しておくことは重要です。「食べたい」「飲みたい」「遊びたい」「見たい」など要求を引き出す際に必要だからです。「〜したい」からこそ、「人に伝えたい」というモチベーションが引き出されます。チェックするときには、チョコレートならどんなチョコレートがいいのか、といったところまで、とにかく細かく把握します。 一方で、「嫌子」を把握しておくことも重要です。 「嫌子」を把握しておくことで、嫌子が出現したときに、どのように拒否を伝えるか、どのように回避するか、などを教えることができます。行動問題を未然に防ぐためにも大切です。 また、「誘発」をチェックしておくことも大切です。こだわりや感覚が背景にあることもあり、「待って」や代替の方法などを教える必要があります。 日々の療育で話し合ったり、学習会でお母さんたち同士で情報交換したりしながら、子どもたちの「好子」と「嫌子」を出し合っています。いろいろなアイデアを知ることは、自分のお子さんの「好子」を広げたり、「嫌子」を考えるきっかけになります。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

言語技術教育でコミュニケーション力を高めよう

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みなさん こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 今日は、教室での取り組みを1つご紹介します。 あるお子さん、ずっと、ワークブック「読む」の課題に取り組んでいます。 スタートは論証。テーマの物事について、好きか嫌いか結論を述べてから、その理由を答えます。 現在は、説明する文章にチャレンジ中です。給食のメニューを説明したり、学校での出来事を説明したりします。少しずつステップアップしてきて、説明文と論証を組み合わせた問題に取り組んでいます。この日も、給食のメニューと、そのメニューの中で美味しかったものを1つ取り上げてその理由を説明してもらいました。 給食のメニューと、何が一番美味しかったか、その理由は何か、出題者の意図を汲み取って答えます。 この課題に取り組んできて、変化が出てきました。 プリントに文を書く前に、書いたつもりで読み上げてもらいます。(エアー作文!?)読み上げているときに、わたしの表情を見て「今の説明でわかった?」と確認したり、「その表情だとわからないってことだよね」と表現を変えたり付け加えたりするようになってきました。言語で思考している証拠です。 J☆sKepが3点を越えたお子さんは、人からの情報を読み取ることを学習します。人の出す情報は、表情、声色、発言、雰囲気、状況・文脈など、多岐に渡ります。 このお子さんも3点を越え、人からの情報を読み取る力をつけようと頑張っています。お母さんと、変化が出てきたことを感じる療育でした。 言語で思考する力を高めていくことは、とても大切なことだと実感します。 人と経験を共にできるからこそ、楽しめることがたくさんあります。これからも一緒に頑張っていきましょう! <ずっと一緒だよ TASUC豊橋> 《お知らせ》 11月13日(日)に、豊橋にてJ☆sKep研究会を開催します。 詳細はホームページをごらんください。 http://tasuc.com

アセスメントの朝

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みなさん おはようございます。 TASUC豊橋の篠原です。 今日は爽やかな秋晴れですね! 今日はあるお子さんのアセスメントです。 アセスメントは、たすくの基幹事業の1つ。「理解が先」という言葉にあるように、お子さんを「理解」し、どのようなプログラムを立て、ご家族と一緒に取り組んでいくかを決定する大切な場です。 午前中に約2時間、学習や運動などに取り組みます。お子さんのピークの力を発揮できるように、教材の準備をしたり、環境を整えたりします。あらかじめ準備をしていますが、その場のお子さんの様子を見て、やり方を変えたり、追加をしたりします。そうしながら、今のお子さんの力を確認するとともに、どのような支援をすればいいか、どのような環境を用意すればいいかなど、お子さんの豊かな生活を実現していくために何が必要かを確認します。 午後の協議では、スタッフ、お父さん、お母さんでじっくりと話し合いをします。 1年間頑張ってきたことの成果を確認するとともに、これから先の1年間のテーマや具体的な目標をお父さん、お母さんと一緒に話し合い、共有をします。この時間もとても大切な時間です。 さぁ、今日もご家族をお迎えします。

J☆sKepが伸びることは、心が育つこと

みなさん こんにちは TASUC豊橋の篠原です。 今日の朝は、秋を感じる爽やかな風が吹きましたね。 まだまだ日中は暑いですので、体調を崩さないように気をつけていきましょう。 たすくでは、療育の中でJ☆sKep(7つのキーポイント)を伸ばすことに重点を置きます。J☆sKepが伸びることが、心が育つことにつながるからです。 今日も、そのようなお話をお母さんとしました。 豊橋教室に通ってきているあるお子さん、お母さんが家庭療育にコツコツと取り組んできて、じわじわとJ☆sKepが伸びてきました。以前は行事の練習になかなか参加することができませんでしたが、今年は頑張って練習に参加しているそうです。練習では自分が思うようにできなくて悔しくて泣くことも。 あるお子さんは、スケジュールをしっかりと見ることができるようになり、自分がすることがわかり、納得した上で取り組めることが増えてきました。納得できればきちんと取り組みます。自分がやりたいことがあるときはお母さんにスケジュールのカードを見せて伝えてもきます。 J☆sKepの力が伸びてきているからこそ、最後まで頑張りたい、きちんと取り組みたい、自分の気持ちを伝えたい、よく考えてみよう、といった様子がたくさん見られるようになっていきます。そのような姿を見てお母さんたちとお子さんの成長を感じることができるのは、療育者冥利につきます。 本当に子供たちの成長を感じる日々です。 これからもこつこつと。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

課題の中でねらうポイントを変える 〜パズルの取組

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こんにちは。 TASUC豊橋の篠原です。 今日はすっきりと晴れ、夏空の暑い1日でした。 今日は、あるお子さんのパズルの取組をご紹介します。 4片パズル、8片パズルにずっと取り組んできたあるお子さん。 1ヶ月ほど前に、指さしが見れるようになってきました。このときに、ねらっていたJ☆sKepは「注視物の選択」。 いろいろなことを見て、聞いて、判断する力をつけていくためには、こちらが見て欲しいところを見てもらう必要があります。 お母さんと協力しながら、前から指示棒でパズルのピースさして、それを後ろから手を添えて取る、これを何ヶ月もずっと繰り返し教えてきました。 指示棒がさす先を見ることができるようになってきたので、指示棒から指に変更。これも見えるようになってきました。 見えるようになってきたので、ねらうJ☆sKepを「注視物の選択」から「指示理解」に変更。相手の伝えていることを理解して行動することを求めます。お母さんとねらうJ☆sKepを確認して、いざ課題に! ねらうJ☆sKepが変わったので、教えるときの手続きも少し変わります。正しいピースをさしたまま待ちます。 違ったピースをはめようとしたら、即座に戻します。自分が目についたピースを取るのではなく、これを取ってくださいという相手の意図を汲み取ってピースを取ることになります。こちらも間やタイミングを大切にしながら、一緒にパズルに取り組みます。 手続きが少し変わっただけに見えますが、お子さんにとっては大きな変化。「どういうことなんだ〜!」という心の声が聞こえます。 ギリギリのところでプロンプトを出し、心の中で「がんばれ〜!」と思いながら待つ。 終わったあとは、みんなで「ふ〜、できた〜」 でも、お互いに充実感のあるセッションになりました。 これからも、お母さんたちと協力しながら、こつこつと取り組んでいきます。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

7月29日についてのお知らせ 申し込みを締め切らせていただきます。

こんにちは TASUC豊橋の篠原です。 梅雨も明けて、いよいよ夏本番ですね。 先日のブログでお知らせしました、7月29日(金)の研修会ですが、定員に達しましたので、本日の16:40をもちまして申し込みを締め切らせていただきます。 http://tasuc-toyohashi.blogspot.jp/2016/07/blog-post.html 申し訳ありませんが、またの機会にぜひご参加ください。よろしくお願いします。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

属性を含めた構文を使って伝える力を高めるために

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みなさん こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 今朝は、随分と多くの雨が降りましたね。 今日は、コミュニケーション力を高めるために取り組んでいる課題の1つを紹介します。 要求を伝えるときに、「ぼくは、じゃがりこを、食べたいです」と3語文で伝えられるようになったお子さんがいます。 今は、属性語にチャレンジしています。 例えば 「ぼくは、じゃがりこを、4本、食べたいです」 「ぼくは、大きな、おせんべいを、食べたいです」 自分の伝えたいことを、より相手に理解してもらうためには、属性語を含めて伝えられるようになることはとても大切です。 そのために、実際に要求を伝える場面だけでなく、写真のようなプリント教材を使って、構文の基礎力をつけることにも取り組んでいます。 修飾語のプリント こんな流れで取り組みます。 ①付箋を並び替えて、貼る。 ②貼った付箋を読む。 左側に行くほど、色のヒントを減らしていきます。イラストを変えながら、この型を繰り返し学習していきます。 いずれは、色のヒントなしで並び替えができるようにしていきます。 こんな取組をとおして、コミュニケーション力を高めていこうと思います。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

研修会のお知らせ 子どもたちの主体的な「学び」を 支えるために −視覚機能に視点をあてて−

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みなさん、おはようございます。 TASUC豊橋の篠原です。 今日も暑くなりそうですね。 7月29日(金)の19:00より、発達につまづきのあるお子さんとかかわりのある保護者の方、支援者の方向けの研修会を開催いたします。 講師は、長崎県より増本利信先生にお越しいただきます。 発達につまづきのあるお子さんの教育にずっと携わっている先生で、感覚統合やビジョントレーニングにも造詣が深い方です。日々のお子さんとの関わりのアイデアをたくさん学べる研修会です。 めったにない企画ですので、ぜひ、お仲間と一緒にご参加下さい。 ご参加をお待ちしています。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋> 記 ◯日時 平成28年7月29日(金)  19:00~20:30 (開場18:50) ◯コーディネーター・まとめ  篠原大一 (TASUC豊橋、TASUCアセスメントライセンス) ◯講師  増本利信先生 (長崎県時津町立時津北小学校教諭、特別支援教育 士SV、臨床発達心理士、ビジョントレーニングインストラクター)   ◯会場  豊橋市民センター(カリオンビル)大会議室  ( 豊橋市松葉町二丁目63番地)  ※駐車場は近隣のコインパーキン グをご利用ください。   ◯定員70名程度( 申し込み期限7月26日(火)まで。)  ※ただし、定員になり次第締め切らせて いただきます 。                       ◯参加費 3,000円(たすくメンバーの方は無料です。)

TASUC豊橋は3年目を迎えました

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みなさん こんにちは TASUC豊橋の篠原です。 今日は蒸し暑い日になりましたね。熱中症に気をつけましょう。教室ではアイスリュックを背負ったお子さんが数人。暑さ対策はバッチリです。 今日、7月1日は、TASUC豊橋教室の誕生日です!3年目を迎えました! 思い返せば、 2年前の今日、開所式を行ないました。たくさんの方にご支援をいただいて開所したTASUC豊橋教室。今では、子供たちやお母さんたちの真剣な表情、楽しそうな表情など、素敵な表情がたくさん見られる教室になりました。 開所日に齊藤宇開先生と 開所式 メンバーの皆様、地域の皆様にご支援をいただいたお陰で、3年目を迎えることができました。これもひとえに皆様のご支援の賜です。 今後も発達に障がいのあるお子さんとそのご家族と共に、一貫性と継続性のある支援体制を創るべく、努力を重ねてまいります。今後とも、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。 2016年7月1日  TASUC豊橋 篠原大一 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

ご縁

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こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 梅雨に入り、すっきりとしない天気が続きますが、今日は夏らしい暑い1日でした。 そんな季節ですが、教室に通ってくる子どもたちは元気いっぱいです! 先日、豊橋教室に、新城市役所の川窪様、市野様、渡辺様がお越しくださいました。 新城市は、子どもたちの育ちのために、まさしく、一貫性と継続性のある支援体勢を作ろうと、様々な取組をされています。キーポイントも取り入れていただいています。 これも大切なご縁です。 いろいろと意見交換をさせていただきました。みんなが豊かに暮らせる地域を作るために、みなさんと協働していくことの大切さを改めて感じました。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。みんなの思いを形にしていきましょう! ベリーのジャムを試食していただきました! <ずっと一緒だよ! TASUC豊橋>

教材マスターの集い 「構造化」

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こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 先日、教材マスターの集いを開催しました。 今年度の教材マスターの集いは、「共創」のための仲間づくりの場として位置付けています。 今回のテーマは「困った行動を出し合って、予防と対策、対症方法を共有しよう!」 多様なリスクに備えるためには、どのような視点が必要か、講義とワークをとおして、皆さんで学びました。 リスクに備えるためには「構造化」の視点が重要です。 子供たちが周囲の環境から意味を読み取る力がついてくることで、不安を軽減したり、自主的に活動に取り組んだりすることができます。 前半は、困った行動への対応の仕方や構造化の視点について、皆さんで学びました。 構造化の視点とは、①場所の構造化、②時間の構造化、③手順の構造化、④流れの構造化、⑤課題の構造化 の5つです。 後半は、「朝の支度に時間がかかってしまう」「学校の宿題などやるべきことがなかなかできない」など、実際に家庭で困っていることを出し合い、事例を決めて、対応策のアイデアをみんなで出し合いました。 対応策を考えるとき、今回は前半の講義でおさえた構造化の5つの視点で考えました。 場所の構造化の視点で考えた対応策のアイデア、時間の構造化の視点で考えた対応策のアイデアなど、各グループ、いろいろなアイデアが出ていました。 付箋を使って、みんなでアイデアを出し合いました 今回のワークをとおして、やはり、たくさんのアイデアをみんなで出し合うことが大切だと感じました。 アイデアをたくさん出し合うことで、自分だけでは思いもよらないアイデアに気づくことがあります。そんなアイデアを基に、必要な環境調整、構造化をいろいろと試していきましょう。 今年度の教材マスターの集いは、「共創」のための仲間づくりの場として位置付けています。地域の皆さんの参加もお待ちしています!ぜひ、一緒に学びましょう! <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

右耳から聞かせよう

こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 今日は暑い日でしたね。日中はもう半袖で十分な季節になってきました。 今回のブログは「耳」がテーマです。 お子さんを膝に乗せて絵本の読み聞かせをするとき、どちらの耳に聞かせるように絵本を読んでいますか? 右耳に? 左耳に? たすくでは、右耳から聴かせるようにしています。 ・・・理由は、脳に働きかけるためです。 脳は交差支配といって、右脳が左半身、左脳が右半身をコントロールしています。 耳と脳も同様に、交差してつながっているので、左脳(ざっくり言うと言葉の脳)に働きかけるためには、右耳から聴かせます。 先日の未就学のグループ療育でも、ビデオ教材の中に出てくる言葉、例えば、「お茶を入れる」などの言葉を、右の耳に聴こえるように、聴かせました。 絵本を読むとき、聴かせたい言葉を聴かせるとき、右の耳に聴こえるように話してあげてみてください。繰り返すことで、お子さんの言葉の理解度が少しずつアップしていくと思います。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

発達が気がかりなお子さんをお持ちのご家族へ 説明会のご案内

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みなさん こんにちは TASUC豊橋の篠原です。 今日は暖かく、穏やかな日ですね。 さて、5月8日(日)に、TASUC豊橋教室を会場に、発達が気がかりなお子さんをお持ちのご家族向けの説明会を開催します。発達障がいのあるお子さんを「自立させたい」と思っていらっしゃるお父さん、お母さん、ぜひ、一度教室にお越しください。子育てのヒントがたくさん得られます! ★日時:平成28年5月8日(日) 10:00〜11:30(9:50開場) ★開場:TASUC豊橋教室(豊橋市花田一番町138 豊橋西駅前ビル2階)豊橋駅西口より徒歩2分程度 ★定員:10名 ★受講料:3000円 ★講師:松井匠(TASUCプロデューサー、作業療法士)、篠原大一(TASUC豊橋教室長) ※ご希望の方は、個別相談もご案内させていただきます。 ★お申し込み・お問い合わせ先   メール: info@tasuc.com   電話: 0467-23-2156 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

TASUC豊橋 教育相談、入会相談のお知らせ(最新版)

こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 あっというまで、4月ももう終わりそうですね。みなさん、園や学校での生活はいかがですか?新しい生活リズムに少しずつ慣れてきて、これから取り組んでいくことや課題となることなどが見えてきている時期ではないかと思います。 TASUC豊橋では、新年度を迎え、新規入会者を募集するにあたり、個別のプログラム体験や子育てに関するご相談を受け付けています。 ・TASUCの教室ってどんなところだろう? ・どのようなプログラムをしているのだろう? ・今まで自分なりに取り組んできたけど、これからどうしていこう? ・子育てや学校のことで迷っていることがあるから一度相談してみたい。 このような疑問や悩みをお持ちの方、ぜひ一度教室にお越しください。 <お申し込みについて> この体験・相談会は無料となりますが、事前の予約制となります。 お申し込みは、教室までお電話もしくはメールにてお申し込みください。  お電話 0532−43−6535(火〜土 9:00〜18:00)  メール toyohashi@tasuc.com <日程・時間について> 5月7日(土) 13:30〜 ◯         15:00〜 ×         16:30〜 ◯ 各回、1時間程度となります。 TASUC豊橋やたすくグループのことについて詳しく知りたい方は、ホームページをぜひ、ご覧ください。http://tasuc.com 心を込めて、ぜひ地域の皆様のお力になりたいと思っています。 一人でも多くの方にお越しいただくことをお待ちしています。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

「手」

みなさん、こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 今回は「手」をテーマにして、考えてみました。 この「手」というのが、実は本当に奥深いものです。 子供達とかかわっていて、この「手」というものがとても重要なことが分かります。 こういうことがあるよって、新しいことを教えるとき こうしてごらん、と教えるとき これでいいんだよって確かめるとき など、「手」がかかわっています。 まさしく「神の手」と言われるのは、本当にそうだと思います。 今までたくさんの人たちの「手」をみてきました。 こつこつと療育を続けるお母さんたちの手も「神の手」になっていきます。 改めて振り返ると、私たちの「手」が関わっていることが本当に多いです。 目は口ほどにものを言う、と言いますが、手は口ほどにものを言う、なんだと、子供達に教えてもらっています。 先日も、あるお子さんと個人別の課題学習に取り組んでいて、この「手」がとても重要でした。少しでも、いわゆる支援の量が減ったときに、「分からないんだけど?」とアピールがあります。 何度も手を添えて、一緒に取り組んでくるからこそ、見えてくるものがあります。TASUCに通っている子どもたちは、何度も手を添えられ、「こうやってみたら?」と教えられ、「こうするとうまくいくよ」と教えて、の関係を続けています。 本当に子供達に教えられる毎日です。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

TASUC豊橋 入会・教育相談のお知らせ

こんにちは TASUC豊橋の篠原です。 新年度を迎えました。みなさん、園や学校での生活はいかがですか? TASUC豊橋では、新年度を迎え、新規入会者を募集するにあたり、個別のプログラム体験や子育てに関するご相談を受け付けます。 <TASUCにはこんなご家族の方がいらっしゃいます。> ・今まで自分なりに取り組んできたけど、これからどうしていこう? ・もっと子どもに力をつけてあげたいのだけれど、どうしたらいい? ・子どもの得意なことや苦手なことなどを、もっとよく知りたい。 ・自分の悩みに共感して、一緒に頑張れる仲間が欲しい。 <お申し込みについて> この体験・相談会は無料となりますが、事前の予約制となります。 お申し込みは、教室までお電話もしくはメールにてお申し込みください。  お電話 0532−43−6535(火〜土 9:00〜18:00)  メール toyohashi@tasuc.com <日程・時間について> 5月7日(土) 14:00〜 ◯         15:15〜 ◯ 各回、1時間程度となります。 TASUC豊橋やたすくグループのことについて詳しく知りたい方は、ホームページをぜひ、ご覧ください。http://tasuc.com 心を込めて、ぜひ地域の皆様のお力になりたいと思っています。 一人でも多くの方にお越しいただくことをお待ちしています。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

入室のためのスケジュール

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皆様こんにちは。 TASUC豊橋教室の矢吹です。 春風が頬に心地よい季節となりましたね。 今日も元気よく教室に来ました。 「こんにちは!」 ・・・あれ?お勉強や運動の前に何をしないといけなかったっけ? 教室に来てすることは・・・ ・靴を脱いでしまう ・上履きをはく ・着替え ・荷物整理(カバンをしまうなど) ・手洗い、うがい ・トイレ そんな入室後の準備の手順がわかるように、スケジュールを用意しています。 自分で準備や片付けができることは、家庭・TASUC・学校など、どこにいっても必要なスキルです。このスキルは、将来の就労にもつながっていきます。 さて、入室のためのスケジュールについて簡単にお伝えしましたが、最近、豊橋教室では子どもたちがより自分で使うことができるように工夫しました。 ・もっと子どもたちに見やすくするためにはどうしたらいいか? ・もっと子どもたちが使いやすくするためにはどうしたらいいか? ・もっと子どもたちが「自ら」動くためにはどうしたらいいか? などのことを考えながら作成したのが、こちら! 本来の置き場所はドアから入ってすぐです。 カードを手がかりに準備や片付けをするお子さんは、上部にある黄色のバーを使います。 文字を手がかりに準備や片付けをするお子さんは、下部にあるチェックリストを使います。 まずは、この写真にあるのが基本の型となります。 これから、お子さん一人一人に試しながら、みんなが使いやすいものにしていきます。そんな日々の再構造化の繰り返しが、お子さんたちの支援をするときには大切なことです。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ TASUC豊橋では、一貫性と継続性のある支援体制を作るために、スタッフ、子どもたち、ご家族の方たち、みんなで頑張っています。一緒に働きたいという方、学びたいというインターンの学生の方をお待ちしています! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イメージする力をつける

こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 桜の花も一気に咲いてきて、春らしい色の街になってきました。 いよいよ新年度を迎えましたね。 今日は、あるお子さんのイメージする力をつけるための取組についてご紹介します。 このお子さんは、目で見た情報よりも耳で聞いた情報で考えたり、理解したりすることが得意です。言い換えれば、頭の中でイメージすることが苦手です。 イメージする力をつけるために、暗算に頑張って取り組んでいます。 暗算は、耳で聞いた式を頭の中でイメージして、頭の中で操作して答えを出します。 今日は暗算に3問チャレンジ! 1問目と2問目は、指で机の上に式を書いて、イメージを残そうと工夫していました。(この方法は教えていなくて、自分で編み出しました。) 3問目は、ステップアップ。「頭の中で式を書いて」と伝えると指は使わずに・・・・うーん、と考えて・・・・考えて・・・・見事正解!がんばったぞ! やったね!がんばったぞ! <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

3・11に寄せて@TASUC豊橋教室

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あの日から5年たちました。 私たちは東日本大震災を忘れません。 みんな、いつまでも、ずっと一緒だよ! <TASUC豊橋教室スタッフ一同>

保護者学習会を開催しました(豊橋教室)

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皆様、こんばんは。 TASUC豊橋教室の矢吹です。 朝の寒さは身にしみるものの、日だまりの暖かさには春の到来を感じます。 私にとっては、暖かさの到来=花粉の到来なので、喜び半分悲しみ半分という感じです。 花粉症になりやすい方は、マスクやメガネなど、ぜひ予防をしてくださいね。 さて、先日、豊橋教室では第6回保護者学習会を開催いたしました。 今回は、タスク・オーガナイゼーションがテーマです。 タスク・オーガナイゼーションの概念は、大きく二つに分けて考えています。 ①上下左右の環境の認知 目指すべきゴールは「道具を上下左右に配置することで、自分の作業しやすい環境を作ることができる」です。 私たちの日常生活の中で言うと、例えば、普段、料理される際の食器やまな板、調味料等の位置は作業しやすいように配置される方が多くいらっしゃると思います。そのように、「作業しやすい環境を自ら作ること」ができるようにしていくために、まずは上から下、左から右にきちんと捉えるところからスタートしていきます。 ②学習(作業)の体勢 目指すべきゴールは「机に応じて椅子を選択したり、高さを調整したりして、学習(作業)の体勢をつくることができる」です。 未就学のお子さんは、「左手!」という声かけが多くなります。 それは、左手を机上に添えることで、背筋が伸び、学習する体勢が整うからです。 学習する体勢が整うことは、課題の効率化の基礎になります。 この二つの視点を踏まえ、お母さんたちにグループワークをしていただきました。 グループワークの基本はざっくりお伝えすると「問題発見」と「解決策の提案」です。 問題点としては、 「机上整理をするのが難しい」 「食事の際に、左手でお皿を持つのが難しい」 「食事の際、最後まで椅子に座りつづけることが難しい」 「椅子に座っていい姿勢を保持するのが難しい」 などなど、様々な問題点がでてきました。 問題点の話し合いです。皆さんで、問題を共有しました。 この問題点について、スタッフも交えながら、あくまでお母さんたちが主体となって解決策を提案していきました。 「事前にポイントを伝えておく」 「お皿の配置がしやすいように、お皿のところにポインティングをする」 「座りやすい椅子を用意する」 などな

豊橋教室初!!ノルディックウォーキングをしました!

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皆様、こんにちは。 TASUC豊橋教室の矢吹祥一です。 先日の日曜日に、豊橋教室では初めてとなるノルディックウォーキングを行いました。 歩いた場所は、ラグーナ蒲郡にあるラグーナビーチです。 海と山に囲まれた自然豊かな場所で、とても気持ちのいい場所です。 休憩所から見える景色です。 今回の会場であるラグーナビーチには、ノルディックウォーキングのコースが用意されています。海を眺めながら、気持ち良く歩くことができるコースです。 初級者、中級者、上級者とコースが分かれています。 要所要所でこのような看板があります。 このような良い場所で、ノルディックウォーキングを行うことができました。 まず始めに体操をして、身体をほぐします。 ノルディックウォーキングは全身運動なので、準備運動は大切です。 グループごとに並んで出発です。気持ちの良い青空でした。 子どもたちにとって、ポールを交互に出しながら歩くのは、意外に難しいです。 約1時間のウォーキング、じんわりと程よい疲労感が残りました。 初チャレンジのノルディックウォーキングでしたが、みんなでしっかりと身体を動かすことができました。 今回のノルディックウォーキングでは、たすくで取り組んでいる療育や身体づくりの成果や課題を改めて確認する場にもなりました。 今後は、歩き方の段階を意識して歩くことや、目標を決めて歩くこと、など療育的な要素も取り入れながら、皆さんにとって有意義な時間になるよう努めていきたいと思います。またみんなでチャレンジしましょう! <ずっと一緒だよ TASUC豊橋> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ TASUC豊橋では、一貫性と継続性のある支援体制を作るために、スタッフ、子どもたち、ご家族の方たち、みんなで頑張っています。一緒に働きたいという方、学びたいというインターンの学生の方をお待ちしています! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ご褒美目指してがんばろう!

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こんにちは TASUC豊橋の篠原です。 風は冷たいですが、気持ちのよい青空ですね。 たすくの療育では、J☆sKepの力(自ら学ぶ力)を伸ばすことを大切にしています。 その伸ばしたい力の一つに「自ら楽しいことや嬉しいことを期待して活動に取り組む力(強化システムの理解)」があります。 いろいろなことを学んでいくためには、モチベーションが大切です。それは、私たちも同じです。 脳の報酬系の働きが弱いお子さんが多いので、どのようにしてモチベーションを引き出すか、常々、お母さんたちと作戦を立てています。 教室に通っている、あるお子さんの取り組みをご紹介します。 このお子さんもモチベーションがキーになるお子さんです。 モチベーションを引き出すために現在取り組んでいることが、トークンエコノミー法です。 好きなお菓子を目指してポイントを貯めていきます。 ポイントをもらえる基準は、お子さんによって違います。 このお子さんの場合は、課題に最後まで取り組めたときや、良い姿勢で待てたとき、自分からじっくりと考えたときなど、頑張っているね、というときにポイントがもらえます。 しかも、いくつかのトークンを同時に貯めていくと、よりモチベーションを維持しやすいです。同時に何種類かのお菓子を目指して貯めていきます。もらったポイントをどのお菓子に使うかは自由。全部貯まらないときもありますが、納得できるようにもなってきました。 今日も、3種類のお菓子をもらえるようにポイント目指して、少し難しい本読み(いつもと読み方を変えても、頑張って療育者についてきました。)や時計の課題などに、チャレンジできました。すごいぞ! 3種類のお菓子をめざして、ポイントを貯めました。 これからもお母さんたちと一緒に、作戦を立てながら、取り組んでいきます。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ TASUC豊橋では、私たちスタッフや子供たち、ご家族と一緒に一貫性と継続性のある地域支援体制をつくろうと、日々、努力しています。一緒に頑張っていきたい、作っていきたいという方や、学びたいというインターンの学生をお待ちしています!お気軽にお問い合わせください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「1日の中にスケジュールを組み込もう〜主体的に行動するために、どんな休憩・ご褒美が有効なのか〜」

こんにちは。TASUC豊橋教室の矢吹祥一です。 身体が芯から凍るような寒い日が続きますね。 寒さだけならいいのですが、豊橋を含め東三河地方は風が強い地域だと感じています。 ですので、この寒さに加えて風が強く吹く日は……凍えます。 でも、冬の寒さももう少し! 防寒対策をしっかりして、寒さに負けずに頑張りましょう! さて、先日豊橋教室では、保護者学習会がありました。 「1日の中にスケジュールを組み込もう〜主体的に行動するために、どんな休憩・ご褒美が有効なのか〜」 というテーマで、1週間の過ごし方の振り返りや、ご褒美などの整理を行いました。 プリントに、どのような過ごし方をしているのか、どのようなご褒美があるのか、などを書き込みをしていきました。普段、子どもが何気なくやっている行動の中に、ヒントがたくさん詰まっていることがわかりました。   ご褒美が明らかになったら、次はそのご褒美をどこに組み込むかを、考えました。 過程でどのようなことをしているか1時間ごとに用紙に書き込むことで、日々の時間の使い方が明らかになり、ご褒美をどこに組み込むか考えやすくなります。 整理した後は、やるべきこととご褒美(選択肢)をどこに組み込めば、子どもたちが主体的にスケジュールを使いこなすようになるのか、みんなで話し合いました。 まずは困っていることをお母さん同士で話し合いました。 様々な悩みが出てきましたが、共通するものも出てきました。 例えば、平日のお母さんの忙しい時間帯にどのようなことをして過ごしてもらうか、土日の長い時間をどのように過ごすかなどは、皆さん困っているところでした。 そんな問題に対しても、「スケジュール」という視点を用いて、お母さん達同士でアイデアを出し合っていただきました。 同じテーマでも、お一人お一人の視点が違うため、新しいアイディアがどんどん出てきましたね。 とても活発な学習会となりました。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ TASUC豊橋では、子どもたちやご家族と一緒に、一貫性と継続性のある支援体制を一緒に作っていくスタッフや、学びたいという熱意あるインターン生を

第4回教材マスターの集いを開催しました。 〜タスクオーガナイゼーション〜

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みなさま、こんばんは。 TASUC豊橋教室の矢吹です。 1月9日(土)に教材マスターの集いを開催しました。 今回のテーマは、たすくが大切にしている「三種の神器」のうちの1つ「タスク・オーガナイゼーション」です。 タスク・オーガナイゼーションとは、学習や生活を機能的、効率的に進めていくために必要な視点で、認知や学習の姿勢と関連があります。 前半は代表の齊藤による講義でした。 リスクの認識と回避のための準備(行動問題を起こさせない)、構造化の重要な要素(場所の構造化、時間の構造化、活動の構造化、流れの構造化、課題の構造化)など、タスク・オーガナイゼーションを考える上での背景となる様々な理論を学びました。 後半は教室長の篠原より、タスク・オーガナイゼーションの実際についての話がありました。 タスク・オーガナイゼーションも、J⭐︎sKepの点数の違いによって、ねらいにする目標が変わります。 例えば、タスク・オーガナイゼーションのうちの「学習(作業)の体勢」に関しては、 1点前後のお子さん:「学習の途中で促しに応じて姿勢を正すことができる」ことを中心に。 1点台のお子さん:「足を床につけ、脇を閉め、左手を添えて、右手(利き手)で操作することができる」ことを中心に。 3点台のお子さん:「机に応じて椅子を選択したり、高さを調整したりして、学習の態勢を作ることができる」ことを中心に。 点数が上がるほど、自分で考えて実行する、工夫する要素が出てきます。 キーポイントに応じて、ねらう目標が変わってきますが、目指すべきゴールは、そのときの環境に応じて、例えば、 ・必要な道具が何か、使いやすい道具が何か考えて揃える ・作業しやすいように器具を配置して取り組む ・どのような姿勢が作業がしやすいか考えて、その姿勢をとる ということです。 ゴールを見据えた上で、今取り組むべきねらいに焦点を当てて、コツコツやっていく。そのように、コツコツと根気強く頑張っているお子さんたちの事例を発表いたしました。 盛りだくさんの内容で 親御さんのみならず、スタッフにとっても充実した研修となりました。 <ずっと一緒だよ TASUC豊橋> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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こんばんは TASUC豊橋の篠原です。 新しい年を迎えました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 豊橋教室が開業して1年半がたち、2回目の新年を迎えました。 これからも、地域に根ざした教室として、子どもたちの成長を、ご家族の皆様や地域の皆様と一緒に支えていきます。 先週の金曜日より療育が始まり、子どもたちのにぎやかな声が教室に響きます。 やはり、子どもたちやご家族の皆様あってのたすくだと改めて実感しました。 今年もスタッフ一同、邁進してまいります。 どうぞよろしくお願いいたします! みんなで頑張ろう! <ずっと一緒だよ TASUC豊橋>

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